Seasonal Border
2007年 08月 24日
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不意に、誰かに呼ばれたような気がして窓の外を振り仰ぐと。
それまでドンヨリと曇っていた筈の空に、不思議な境界が現れていた。
慌てて裸足のままベランダに駆け出して、じっと目を凝らしてみる。
最初は、沈みかけた太陽に裏側から照らされて白く輝く雲の境界と
早や秋の盛りを思わせる程に深く澄んだ空の青、
その得も言われぬ美しさに、暫しぼうっと目を奪われていたのだが。
ふと、気づいてみると・・・ぱっくりと空を二分するその境界の根元、
しかもちょうど深く切れ込んだ辺りに、地元役所の拡声器があって。
まるで自ら、新しい季節の訪れを告げているかのようにも見えるではないか。
・・・ナルホド、呼ばれた感じがしたのはコレだったのだな。
余りにもユニークな偶然の贈りものに、思わずひとり笑みをこぼしながらも
これはひとつ撮っておかねばなるまいと、部屋からカメラを持ち出したのだった。
*
そう・・・自然は何時だって、不思議に満ちているんだよね。
by misa_diary
| 2007-08-24 23:59
| diary
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