ひびのことのは。

misady.exblog.jp
Top
勇気のハナシ。
2006年 06月 02日 |
本日、湯船の中で『ブレイブ・ストーリー』中巻を読了。
この話、結構長いようで・・・上・中・下巻とも450ページを優に超える厚さなのだが、何だかあっという間に読み終わりそうな気がする。
つまりは、それだけ面白いってことなのだ。


『世界を変える扉が開く。
 これは、ボクの勇気のハナシ。』

本の帯には、来月初旬に公開されるアニメ映画の宣伝文句として、この言葉が印刷されている。
・・・成程、確かにそうだ、と思った。
まだ、これからの展開次第では部分的にいろいろと出てくるのかも知れないが、大筋では多分、そうなのだろうと納得する。
と言うのも、中巻を読んでいる間にナゼか、こんな言葉がしきりと思い出されてならなかったからである。
勇気がなければ 正直にはなれない
勇気がなければ 愛することはできない
勇気がなければ 信頼はできない
勇気がなければ 真実を問うことはできない

この物語の主人公である少年は、自分に降りかかった悪夢のような運命を変えるため、辿り着いた旅人の願いをひとつだけ叶える女神のいるという運命の塔を目指して異世界に旅立つ。
実はこの異世界、見る者(つまりは少年)の内面そのままの映し絵であるというのだが、旅の途中で得た様々な経験を通してその事に深く思い至った彼は、ある瞬間にふと気づくのだ。
たとえ念願叶って今の悪夢のような状態が起こる以前に戻ろうと、また同じような局面に立たされたならどうするのか。過去に戻ることに意味などないのだ。出来事は消せても、悲しみや苦しみを感じる自分の心は消せやしないのだから。
そう。結局は、今の自分が変わらなければ全ては同じことなのだ、と。

運命は自らの手で変えられる、運命は切り開くものだ・・・などと巷ではよく言われるが、それは来たるべき出来事を無かったことにしたり、物事を自分の思い通りに運ばせるといった単純なことでは決してない。
運命を変えるとは、実は己自身の内面の変革を意味するのだ。
真っ直ぐに、自己の不完全性をありのままに見つめる純一な心を育てること。それには確かに勇気が必要で、この勇気は心の純粋さを失った魂には保ち続けることはおろか、一瞬でも持つ事すら困難だろう。
だからこそ、この物語の主人公は年端も行かぬ少年なのだろうし、共に旅する仲間達はヒトの大人ではなく異形の姿をした子どもや若者なのだろうと思う。


・・・などと、想いの巡るままにつらつらと書いてしまったが、結局のところ。
『生きる勇気』を思い出させてくれた、この物語の行方が楽しみだ、と。
言いたかったのはただ、それだけなのである。
[PR]
by misa_diary | 2006-06-02 07:18 | read |
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Book Skin by Sun&Moon